2024年4月、深圳大学一行は早稲田大学へ訪問し、同校の日本語教育研究センターで会談が行われました。両校はお互いに教育および研究の事業内容を紹介し合い、さらなる協力関係の構築に向けて意見交換を行いました。この訪問は、両大学間の学術交流を促進し、将来の共同プロジェクトに向けた理解を深めるためのものでした。
会議には、深圳大学国際交流学院院長の潘燕春、深圳大学東京校副校長の左右真哉、そしてアジア友好交流担当の黄慧が参加しました。一方、早稲田大学からは日本語教育研究センターの教務主任の寅丸先生、久保田先生、そして杉本事務長が出席しました。
早稲田大学は、日本において日中大学間交流協定の締結数の最も多い大学であり、中国から多くの留学生を受け入れています。中国の早稲田大学校友会を通じて、中日間の民間友好関係を強化していることも確認されています。深圳大学国際部は2019年に早稲田大学日本語教育研究センターと交流協定を締結し、その後、多くの深圳大学の学生が早稲田大学へ留学してきました。
深圳大学の海外交流協定校数は約280校で、日本において大阪大学、千葉大学、立命館大学、明治大学、早稲田大学日本語教育研究センターなど優秀な大学と交流協定を締結しております。
早稲田大学日本語教育研究センターの事業内容
早稲田大学日本語教育研究センターは、日本国内外からの学生に対して高度な日本語教育を提供しており、多文化間交流の促進を目指しています。このセンターでは、日本語能力の向上だけでなく、日本の文化や社会についての深い理解を学生に提供するプログラムを展開しています。また、教育方法の研究も行っており、教材開発や教育技術の革新にも注力しています。
深圳大学東京校の事業内容
深圳大学東京校は、深圳大学の初の海外分校として2023年4月に東京・四ツ谷で開設されました。中国語教育プログラムの提供のほか、日本の学生や研究者への留学サポート、中国文化イベントの開催などを行っており、国際的な教育の架け橋としての役割を担っています。
今回訪問を通じて、各自の大学が提供する教育および研究プログラムの特色と強みを理解する貴重な機会となりました。将来的にはこれらの交流がさらに発展し、学生や研究者にとってより多くの機会が生まれることが期待されています。