2024年10月19日、深圳大学東京校は第9回HSK中国留学・就職フェアに参加し、大きな反響をいただきました。昨年も同イベントに出展し、多くの皆さまにご興味を持っていただき、その中から多くの方が入学されました。今年も100名以上の方からお問い合わせをいただくなど、非常に実りあるイベントとなりました。
HSK中国留学・就職フェアとは
HSK(漢語水平考試)は、中国語を学習している方にとっておなじみの、中国政府公認の標準的な中国語能力試験です。HSK中国留学・就職フェアは、一般社団法人日本青少年育成協会/HSK日本実施委員会と漢考国際教育技術(北京)有限会社が主催した、HSK受験者・中国語学習者に向けた「中国留学」と「中国語を活かした就職」の実現をサポートする情報提供イベントです。過去の参加者数は22,000人以上で、日本最大級の中国語に特化したイベントだといえるでしょう。中国の一流大学、中国語を活かせる企業が多数参加するため、日本の中国語学習者たちに留学や就職のチャンスを提供しています。
深圳大学東京校は、このフェアに毎年参加し、将来の進学・キャリアを考える多くの方々にアピールしています。特に、中国語学科に興味を持つ学生や、HSKを取得して中国でのキャリア形成を目指す社会人の皆さまにとって、有意義な情報提供ができる場となっています。
来場者からのコメント
去年と比べて、今年の来場者の中には高校1年生や、中学生の方、そして高校で進路指導を担当の先生も多くいらっしゃいました。中国語学習者たちは将来の進路を前もって考え始める傾向がわかりました。また、来場者たちの話によると、せっかく身に着けた中国語力をどのように活かせるか、語学力だけだと物足りないじゃないかと心配を示した方も多くいらっしゃいました。
そこで、深圳大学東京校の中国語学科は、ビジネス中国語主専攻に加え、経営学・情報コミュニケーション学の副専攻も設けているため、グローバルなキャリアを目指す学生にとっては、この統合的な教育内容は大きな武器だと来場者たちに共感されています。
留学・就職フェアの後には懇親会も開催されました。懇親会では、日本青少年育成協会(JYDA)国際交流委員会の林隆樹委員長にお会いする機会がありました。林委員長は、新型コロナウイルス感染症が拡大していた時期に、中国・武漢への支援物資に「山川異域、風月同天」と記したラベルを添付したことで、中国から多くの感動の声が寄せられたエピソードでも知られています。
「山川異域、風月同天」は約1300年前に天武天皇の孫の長屋王が、唐の高僧・鑑真に宛てたとされ、「住む場所はことなろうとも、風月の営みは同じ空の下でつながっている」との意味。このメッセージに心を動かされた鑑真が来日を決めたと伝えられています。深圳大学東京校では、これからも「山川異域、風月同天」の精神を教育の柱に据え、国際的な視野を持つ人材を育成していきます。日中両国の学生が共に学び、共に成長する環境を提供することで、未来に向けた新しい可能性を開いていきます。