2024年12月21日(土)、深圳大学東京校にて「荔風祭(れいふうさい)2024」が盛大に開催されました。本イベントは本学にとって初の一般来場型学園祭であり、多くの方々にご来場いただき、大成功を収めました。
初めての一般開放イベントにも関わらず、当日は約100名の来場者が訪れ、校内は笑顔と活気に包まれました。今回の「荔風祭」という名称には、本校の所在地「深圳」の名産であるライチ(れいし:茘枝)と新たなる風を起こすという願いが込められています。学生と教職員が一丸となり、入念に準備を重ねた成果が、多くの方々に多くの方に喜ばれました。
多彩なプログラムで来場者を魅了
当日は、来場者が楽しめる多彩なプログラムを用意しました。以下に、主な企画をご紹介します
ドローン体験コーナー
深圳発の世界的ドローンメーカー「DJI」が提供する最新機種を使った操縦体験イベントが、多くの注目を集めました。本イベントでは、深圳大学日本校友会のご協力により、スマホで手軽に操作できる「NEO」と、ゴーグルやモーションコントローラーを使用してパイロット視点で操縦できる「AVATA 2」という2種類のドローンを用意しました。参加者は、まるで空を飛んでいるかのような感覚を味わいながら、ドローンでの空撮の魅力に触れることができました。この特別な体験を通じて、最新技術を体感した多くの方々にとって、忘れられないひとときとなりました。
SDGs雲南省支援文化体験ブース・雲南コーヒー
深圳大学東京校では、中国語学科を中心に中国語教育だけでなく、中国文化の紹介にも積極的に取り組んでいます。今回のイベントでは、一般社団法人日本雲南総商会、認定NPO法人日本雲南聯誼協会、COFFEE PURE PEAKSのご協力を得て、雲南省産スペシャルコーヒーの試飲や、本格的な少数民族衣装の着用・撮影体験ができる特設ブースを設置しました。この取り組みは、持続可能な社会を目指す活動の一環として実施され、売上の一部は雲南省の教育支援金として寄付される予定です。
また、本学に在籍しているベトナム出身の留学生たちは、母国が雲南省と近いこともあり、文化的な親近感を強く感じる場面もありました。このような体験を通じて、多文化理解の重要性や地域社会への貢献を深く学ぶことができました。
中国文化体験「切り絵ワークショップ」
深圳大学東京校の2年生が企画したブースでは、中国の伝統文化を体験できる「中国切り絵ワークショップ」を開催しました。専用のハサミを使いながら、インストラクターの丁寧な指導のもと、美しい切り絵を仕上げることができるこのワークショップには、子どもから大人まで幅広い世代の方々が参加しました。参加者は集中して切り絵制作に取り組む中で、中国の伝統工芸の魅力に触れ、楽しみながら中国文化を学ぶ貴重な時間を過ごしました。この企画は、多くの方に笑顔と感動を届けると同時に、文化交流の場としても好評を博しました。
多岐にわたる体験ブース
その他のブースでも、多彩なコンテンツが来場者を楽しませました。深圳大学東京校の公式キャラクター「らいちぇん」のオリジナル缶バッジ作成コーナーでは、子どもから大人まで自分だけのデザインを作り上げる楽しさを体験。また、中国物産の販売ブースでは、本場の味や工芸品に触れる機会が提供され、多くの方に喜ばれました。さらに、「深圳の窓」と題した特別企画では、深圳大学本校の様子を生中継で紹介し、深圳にいる学生たちとのリアルタイム交流が実現。参加者は、深圳の雰囲気を感じながら国際的なつながりを体験しました。そして、テンセントジャパンのご協力による北京故宮博物院の没入型バーチャルツアーでは、最先端の技術を駆使した圧巻の映像体験が来場者を魅了しました。どのブースも楽しい体験が満載で、中国文化や技術の魅力を存分に味わえるイベントとなりました。
今回の荔風祭を通じて、深圳大学東京校が目指す「中国文化と先端技術を繋ぐ架け橋」としての役割を多くの方に知っていただけたことは、大きな一歩です。来場者からも「学生たちの情熱が伝わった」「多文化を学べる素晴らしいイベントだった」といった温かい声が多数寄せられました。
荔風祭2024をきっかけに、深圳大学東京校は引き続き地域社会とのつながりを深め、国際的な視点を持った学生の育成に努めてまいります。
皆さまのご来場に心より感謝申し上げます。そして、次回の荔風祭でまたお会いできることを楽しみにしています!