QSランキング２０２６が発表され、深圳大学が大きく順位を伸ばす
２０２５年６月２０日に、QSランキング２０２６が発表されました。下表が、日本の著名大学の、今年のQSランキングと昨年のランキングの変化になります。日本の国立大学、早慶等のトップ私立大学は軒並みランキングを下げました。一方、深圳大学は、世界４５２位となり、昨年と比較して５６位アップしており、著名大学の中でもトップの上昇率になっています。
| 大学名 | QS 2025ランキング （）内はQS2025ランキング |
|---|---|
| 東京大学 | 36位（32位、4位Down） |
| 京都大学 | 57位（50位、8位Down） |
| 大阪大学 | 91位（86位、5位Down） |
| 東北大学 | 109位（107位、2位Down） |
| 名古屋大学 | 164位（152位、12位Down） |
| 早稲田大学 | 196位（181位、15位Down） |
| 慶應義塾大学 | 215位（188位、27位Down） |
| 深圳大学 | 452位（508位、56位Up） |
| 明治大学 | 1201-1400位（1201-1400位、-） |
| 立教大学 | 1401+ |
QSランキングについて
QS世界大学ランキング（QS World University Rankings）は、英国のクアクアレリ・シモンズ（Quacquarelli Symonds, QS）が毎年9月に発表する世界的に影響力のある大学ランキングです。主に以下の9つの評価指標に基づき、学術評価・研究・教育・国際性・就職実績など多角的に評価されています
| 指標名 | 内容 | 割合 |
|---|---|---|
| Academic Reputation（学術評価） | 世界の研究者へのアンケート調査 | 30% |
| Citations per Faculty（被引用数） | 教員1名あたりの論文被引用数 | 20% |
| Employer Reputation（雇用者評価） | 世界の企業からの回陣調査 | 15% |
| Faculty‑Student Ratio（教員:学生比） | 教育環境の充実度 | 10% |
| International Faculty Ratio（国際教員比） | 教員の多様性 | 5% |
| International Student Ratio（国際学生比） | 学生の多様性 | 5% |
| International Research Network（国際研究ネットワーク） | 海外との共同研究活動 | 5% |
| Employment Outcomes（就職成果） | 卒業後の就職実績 | 5% |
| Sustainability（持続可能性） | SDGsなどへの取り組み | 5% |
近年、グローバル人材の育成がますます重視される中で、大学選びにおいて「US News世界大学ランキング」、「QS世界大学ランキング」などの国際的な指標は欠かせない存在となっています。単なる知名度やブランドではなく、研究力、教育環境、国際性、そして卒業後のキャリアにまで視野を広げて選ぶ時代。世界を舞台に活躍したい学生にとって、信頼できるランキングの活用は、将来への第一歩となるはずです。大学選びは、人生設計の一部です。だからこそ、世界基準の視点を持つことが、今、求められているのです。
