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深圳大学東京校「茘風祭(れいふうさい)2025」開催レポート|学生と企業がつくる国際交流の舞台
2025年11月9日(日)、深圳大学東京校の文化祭「茘風祭(れいふうさい)」が開催されました。
本祭は、学生会を中心とした学生主体の運営によるもので、全学生が参加する本学最大のイベントです。
当日はあいにくの雨でしたが、高校生やその保護者、在校生の保護者、本学と関わりのある企業関係者など、多くの方々が来場し、国際的な雰囲気の中で活気に満ちた一日となりました。

学生主体で創り上げる「茘風祭」
茘風祭は、深圳大学東京校の学生が日頃の学びの成果を発信する場でもあり、学生会を中心に企画から運営まですべてを自らの手で行う文化祭です。
準備期間中、学生たちは授業後や休日も集まり、企画立案・ブース設営・広報活動などに取り組みました。
当日は各学年・各クラスの学生が協力し合い、受付、案内、出展運営などを担当。
国籍もバックグラウンドも異なる学生たちが、一つの目標に向かって力を合わせる姿はまさに「多文化共創」の象徴でした。
学生会長は次のように語ります。
「茘風祭は、単なる文化祭ではなく、私たち学生にとって“挑戦の場”です。自分たちの力で企画を形にし、来場者に喜んでもらえることで、学びの成果を実感できます。」
この言葉通り、学生一人ひとりが責任を持って行動することで、学内全体に一体感が生まれました。



深圳・中国関連企業が集結!AIとテクノロジーが体験できるブース
今回の茘風祭では、深圳や中国にゆかりのある大手企業・グローバル企業が多数出展し、来場者の注目を集めました。
出展企業は以下の通りです:
- Tencent Japan(テンセントジャパン)
- HUAWEI JAPAN(ファーウェイ・ジャパン)
- PUDU Robotics(プードゥロボティクス)
- China Unicom(チャイナユニコム)
- キャセイパシフィック航空会社(Cathay Pacific Airways)
- KTC科技日本株式会社
- 雲南珈琲(認定NPO法人日本雲南聯誼協会)
- HULL株式会社







各企業ブースでは、AIやロボティクスを活用した最新技術や製品が展示され、実際に体験できるコーナーも設けられました。
たとえば、PUDU Roboticsでは自動配膳ロボットの実演が行われ、来場者の間で話題に。
HUAWEI JAPANのブースでは最新のAIデバイス体験が人気を集め、Tencent Japanではデジタルエンターテインメントの新たな可能性を紹介しました。
来場した高校生からは、
「中国企業の技術力を間近で見られて驚きました。将来、こうした企業で働きたいと思いました。」
という声も寄せられ、進路意識を刺激する良い機会にもなりました。
学生ブースでは文化と交流を体験
学生によるブースも充実しており、中国物産展では食品や雑貨が並び、中国の地方文化や伝統工芸を紹介。
中国語専攻の学生が中心となって、来場者に説明や販売を行い、文化交流の輪が広がりました。
また、ゲームコーナーでは、中国や日本の人気キャラクターをモチーフにした企画が人気で、親子連れの笑顔が絶えませんでした。
学生たちが自ら作成したポスターや飾り付けも会場を彩り、まるでミニ万博のような雰囲気に包まれていました。





来場者の声と盛況の様子
例年以上の来場者数となった今年の茘風祭。
来場者からは次のような声が多く聞かれました。
「学生の皆さんがとても丁寧で、温かい雰囲気でした。」
「企業ブースの内容が充実していて驚きました。」
「深圳大学東京校の国際的な学びの雰囲気がよく分かりました。」
特に高校生や保護者の来場が目立ち、学校選びの参考として訪れる方も多く見られました。
茘風祭を通じて、深圳大学東京校の教育理念・国際性・学生の主体性が広く伝わった一日となりました。




「学び」と「社会」をつなぐ茘風祭
茘風祭の特徴は、単なる学内行事ではなく、社会と学びを結びつける実践の場であることです。
学生は企業担当者や地域の来場者と直接関わり、現場でのコミュニケーション力や企画力を磨きます。
こうした経験は、将来の就職や国際的なキャリア形成にも大きな力となります。
また、協賛企業にとっても、若い世代との接点を持ち、グローバル教育を支援する貴重な機会です。
産学連携の新しい形として、今後の広がりが期待されます。
まとめ|国際都市・深圳の精神を東京で体感
2025年の茘風祭は、学生・企業・地域が一体となった国際交流と学びの祭典として大成功を収めました。
深圳大学東京校の教育理念である「国際理解・実践力・創造性」が、学生の行動を通して具体的に表現されたイベントでもあります。
学生の主体的な挑戦、企業の先端技術、文化交流の楽しさ。
それらが融合した茘風祭は、“学びが社会とつながる場所”として、今後も発展を続けていくことでしょう。
