
2026年9月29日、深圳大学東京校は、武蔵高等学校中学校を訪問し、第二外国語として中国語を選択している生徒25名を対象に、出張授業を実施しました。


今回の授業では、中国語そのものの学習に加え、中国の文化や社会、そして世界的な技術発展を続ける深圳について知ってもらうことをテーマとしました。中国語を学ぶことが、中国という国や地域をより深く理解するきっかけとなり、将来の学びや進路を考える際の視野を広げることを目指したものです。
前半は、高先生が中国の食文化を紹介しました。中国料理と一言でいっても、地域によって味や調理法は大きく異なります。今回は特に四川料理と広東料理を取り上げ、それぞれの味の特徴や代表的な料理を紹介しました。辛さや香辛料を特徴とする四川料理、素材の味を生かした広東料理など、地域ごとの食文化の違いを知ってもらいました。


また、日本でも本格的な四川料理や広東料理を楽しめる場所を紹介するなど、中国料理を身近に感じてもらえる話題も取り上げました。中でも、生徒たちの興味を引いたのが、広東地方で子どもを叱るときに「叉焼(チャーシュー)」が登場するという、現地ならではのユニークな話です。中国語の表現には、その土地の文化や生活が反映されていることを感じてもらう機会となりました。
最後には中国料理に関するクイズにも挑戦。生徒の皆さんは授業で紹介された内容をしっかり覚えており、出題された問題に次々と正解しました。
後半は、小林先生が日本人の視点から見た深圳の街と最新テクノロジーについて紹介しました。実際に深圳で撮影した動画を使い、ドローンによる配送、無人タクシー、街中で活躍するロボットなど、深圳の日常で実用化が進む技術を紹介。普段の日本ではなかなか見ることのできない光景に、生徒たちは興味深そうに映像を見ていました。

さらに、深圳がどのようにして世界有数のイノベーション都市へと発展したのか、その歴史にも触れました。「深圳スピード」と呼ばれる急速な発展や、深圳で生まれた数々の「奇跡」を紹介するとともに、深圳に本社を置く代表的な企業や、日本でも事業を展開する中国企業についても紹介しました。


授業の締めくくりには、DJIの小型ドローンを使った操作体験を実施しました。生徒たちは実際にドローンを操縦し、先ほど映像で見た中国発のテクノロジーを自分自身で体験。実際に機体を飛ばす場面では大きな盛り上がりを見せ、楽しみながら中国の最新技術に触れる時間となりました。

今回の出張授業では、中国料理や中国文化を知ることから、深圳の発展や最新テクノロジーに触れるところまで、中国のさまざまな一面を紹介しました。中国語を学ぶことは、単に新しい言葉を身につけるだけではありません。その言葉を通して、異なる文化や社会を知り、世界で起きている変化に目を向けることにもつながります。
深圳大学東京校では、今後も高校生が中国語や中国文化に興味を持つきっかけとなる体験型の学びを提供するとともに、中国を起点に世界へ視野を広げ、将来の進路やグローバルなキャリアを考える機会を積極的に作っていきます。
武蔵高等学校中学校について
男子御三家の一角として知られる武蔵高等学校中学校は、建学の精神である「自調自考」のもと、本物の知性を養う独自の教育を行っています。自由でアカデミックな校風や少人数制の手厚い指導に加え、中学3年・高校1年でドイツ語・フランス語・中国語・朝鮮語などから選べる「第二外国語教育」を実施している点も大きな魅力です。単なる語学の習得にとどまらず、多角的な視野や多様な文化への理解を深めることで、グローバル時代をしなやかに生き抜く力を育んでいます。

