
深圳大学サマーキャンプ6日目:深圳市市内ツアーで「万象天地」 を訪れました。
万象天地は、深圳の中心地にある大規模な複合商業施設で、世界的ブランドから最新のテクノロジー企業まで数多くの店舗が集まっています。万象天地は、敷地面積約18万㎡以上という巨大な複合商業施設で、まるで「街全体がひとつのショッピングモール」のようなスケールです。日本でイメージすると、東京ドーム4個分の広さ に匹敵し、高級ブランドから最新テクノロジー、カフェやレストランまで何でも揃っており、一日中過ごせるスポットとなっています。若者から家族連れまで幅広い層に人気があり、「深圳の今」を体感できるスポットです。
その中でも特に目を引いたのが、 Huawei深圳万象天地フラッグシップ店 でした。

2019年9月28日にオープンした Huawei深圳万象天地フラッグシップ店 は、Huaweiが世界に向けて打ち出した 初のグローバル旗艦店 です。3階建て、総面積約1,300㎡を誇り、外壁には174枚・約1,400㎡のガラスが使用され、街からも店内の様子が見える開放的なデザインになっています。単なる販売店ではなく、最新デバイスの展示・体験エリア、公開講座やイベントを行えるスペース、アフターサービスカウンター、さらには人々が交流できるソーシャルスペースまで備えた「都市のリビングルーム」として設計されました。ここでは、電気自動車や最新ノートパソコン、スマートホームなど、未来のライフスタイルを実際に体験することができます。
電気自動車:上位モデルが放つ高級感
フラッグシップ店に入るとまず目を引いたのは、展示されていたHuaweiの電気自動車。試乗体験を通じて最も印象に残ったのは、車内装備品の充実さです。大型ディスプレイや直感的な操作が可能なインターフェース、そして細部まで計算されたシートや内装素材は、まるで高級ホテルのラウンジに座っているかのような快適さを感じさせました。
特に上位モデルのSUV「問世M9」では、走行性能やラグジュアリーな雰囲気に加え、後部座席の乗員のプライバシーを守るために声を遮断する装置まで搭載されています。これは、前後席の会話が互いに漏れにくくなる仕組みで、同乗者それぞれが安心して過ごせる空間を提供。まさに「移動する会議室」と呼ぶにふさわしい完成度を誇っていました。
全面スクリーンの折り畳みノートパソコン:技術力と使いやすさの融合
次に目を奪われたのは、Huawei独自開発のOS「HarmonyOS」を搭載した最新モデル 「MateBook Fold」。全面スクリーンが折り畳める構造を持ちながら、その折り目部分の滑らかさには驚かされました。ヒンジの存在をほとんど感じさせず、まるで一枚のパネルを操作しているかのよう。折り畳むたびに実感する「つなぎ目の自然さ」は、Huaweiの高い技術力の結晶です。
実際に操作してみると、キーボードやショートカットキーの配置は Windows PCに非常に近い設計 で、直感的で扱いやすい印象。コピー&ペーストやスクリーンショットなど、日常的に利用するショートカットもWindows感覚で使え、学習コストが低いのも魅力でした。
さらにHarmonyOSにより、スマホやタブレット、ウェアラブル端末との連携がスムーズ。デバイス間でのデータ共有が一瞬で完結するため、仕事にもエンタメにも幅広く対応できます。
価格は 日本円でおよそ50万円近く と高級モデルに分類され、しかも現時点では 中国限定販売。誰もが気軽に手にできる製品ではないものの、その分「持つこと自体が特別」という希少性が強く感じられました。
下記の日本語の記事で詳細な
すまほん!!


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スマートホーム:声一つで始まる未来の暮らし
Huaweiはスマートフォンや通信機器だけでなく、近年は 「スマートホーム(智能家居)」分野にも力を入れている 企業です。その中心となるのが、独自開発の HarmonyOS(鴻蒙OS)。このOSはスマホやパソコンだけでなく、エアコン・照明・テレビ・スピーカー・冷蔵庫・加湿器といった家庭のあらゆる電化製品と連携し、複数のデバイスを一つの“エコシステム”として統合します。これにより、「声ひとつで家全体をコントロールできる暮らし」 が実現できるのです。
特徴的なのは、Huaweiがスマートホームを単なる便利機能の集合ではなく、「シーンベース(場面設定型)の暮らし体験」 として展開している点です。「映画を見る」「勉強する」「ディナーを楽しむ」などのシーンを呼び出すと、照明・音楽・空調・カーテンなどが一斉に自動調整され、生活そのものを演出してくれます。
今回は運よく直前の予約が取れ、2階にあるモデルルームのようなスペースを体験できました。そこには広いリビングとダイニングキッチンが再現されており、スタッフの方がリモコンに向かって「映画を見たい」と話すと、カーテンが静かに閉まり、照明の色と明るさが変化。さらにテレビ、音響、エアコン、加湿器までもが映画鑑賞に最適な状態へと切り替わり、その一体感に驚かされました。
ダイニングキッチンでは、「誕生日」、「キャンドルディナー」、「パーティー」といったシーンが事前に設定されており、壁のコントローラーをタッチするか音声で指示を出すだけで、照明や音楽、雰囲気が瞬時に切り替わります。まるで未来のホームドラマの主人公になったような気分でした。
最後に紹介されたのは スマート冷蔵庫。現段階ではスマホから各区分の温度を細かく設定できるだけですが、将来的には内部のセンサーで食材を判別し、スマホにおすすめのレシピを送信したり、家族構成や年齢層に合わせておすすめ食材を提案してくれる機能も期待されています。まさに「未来の暮らしはあなたの想像力次第」という言葉がぴったりでした。