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「推ししか勝たん!」は世界共通? 日中高校生の推し活文化

みなさんは「推し活」をしていますか?
「推し」とは、自分が特別に応援したい存在のこと。アイドルやアニメキャラクター、声優、アーティスト、YouTuber、VTuberなど、対象は人それぞれです。推し活をしていると毎日が楽しくなり、学校生活のモチベーションにもなりますよね。

実は、日本だけでなく中国の高校生たちも同じように推し活をしています。けれど、その楽しみ方や盛り上がり方には、文化の違いから少し違った特徴があるのです。今回は、日本と中国の高校生の推し活を比べながら、その魅力を探ってみましょう。


日本の高校生:友達と一緒に楽しむ推し活

日本の高校生にとって推し活は、身近な友達と一緒に楽しむもの、という感覚が強いようです。

  • ライブやイベントに参加する
    放課後や休日に友達とライブ会場へ行き、ペンライトを振って応援する時間は特別な思い出になります。終演後に「最高だったね!」と語り合うのも大切な時間です。
  • 推しカフェやプリクラ
    コラボカフェで推しカラーのドリンクを注文したり、プリクラに「○○しか勝たん!」と書いたり。小さなことでも友達と共有することで楽しくなります。
  • 学校での会話
    休み時間に「昨日の配信見た?」「新曲の衣装がかわいすぎた!」と盛り上がることも。共通の推しがいるだけで友情が深まります。

このように、日本の推し活は日常の延長線上にある楽しみであり、友達とわいわい共有することに大きな意味があります。


中国の高校生:ネットで広がる推し活

一方で中国の高校生は、オンラインを通じて推し活を広げているのが特徴です。

  • SNSでの発信と交流
    中国では「小紅書(RED)」や「微博」といったSNSが人気で、推しの写真やファンアートを投稿し、多くの人と情報を共有します。中には、高校生でありながら何万人ものフォロワーを持つ子もいるほどです。
  • 誕生日広告文化
    推しの誕生日に、駅や街の大型スクリーンに広告を出す文化があります。資金は全国のファンが少しずつ出し合い、クラウドファンディングのように集めます。日本でも見られるようになっていますが、中国ではより大規模に行われるのが特徴です。
  • ファンコミュニティの活動
    「応援バー」と呼ばれるオンラインコミュニティでは、「投票で推しを1位にしよう」「イベントを盛り上げよう」といった活動が行われます。仲間同士で協力し合い、大きな盛り上がりを作り出すのです。

中国の推し活は、オンラインを中心に全国規模でつながるスタイルといえるでしょう。


共通点と違い

日中の推し活を見比べると、似ている部分と異なる部分が浮かび上がります。

  • 共通点
    • 推しがいることで毎日が楽しくなる。
    • SNSを活用して情報を共有する。
    • グッズやイベントへの参加が大きな喜びになる。
  • 違い
    • 日本:リアルな友達と共有しながら、日常生活の一部として楽しむ。
    • 中国:ネットを通じて全国のファンとつながり、より大きな盛り上がりを作る。

同じ推し活でも、文化や環境によって楽しみ方が変わるのが面白いところです。


推し活が広げる世界

推し活はただの趣味にとどまらず、友情や新しい学びのきっかけにもなります。
日本では「同じ推し」をきっかけに友達ができることが多いですが、中国ではSNSを通じて全国に仲間ができます。

また、推し活を通じて外国語を学ぶ高校生も少なくありません。K-POPアイドルをきっかけに韓国語を学ぶ中国の高校生、日本のアニメやアイドルをきっかけに中国語を学ぶ日本の高校生。推し活が国際的な交流や新しい挑戦につながっているのです。


まとめ:あなたの推し活スタイルは?

日本の高校生は「友達と楽しむ推し活」、
中国の高校生は「ネットで広がる推し活」。

方法は違っても、推しを大切に思う気持ちは同じです。
「推しがいるから頑張れる」「推しのおかげで毎日が楽しい」――この気持ちは国境を越えて共通しています。

さて、みなさんの推し活スタイルは、どちらに近いでしょうか?

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