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🧀 甘いのにしょっぱい!?中国の新定番ドリンク「奶盖茶(チーズティー)」とは

ここ数年、日本でもさまざまなアジアのカフェドリンクが話題になっています。
タピオカミルクティーのブームを覚えている人も多いと思いますが、その次に注目されているのが「奶盖茶(ナイガイチャ)」、つまりチーズティーです。
「お茶の上にチーズフォームをのせる」という、ちょっと意外な組み合わせが中国の若者を中心に人気となり、今ではアジア各地に広がっています。
今回は、このユニークなドリンクの魅力や背景を紹介します。


🍵 奶盖茶はどこから生まれたの?

チーズティーが誕生したのは2010年代後半、中国南部の広東省・深センあたりだと言われています。
この地域は新しいカフェ文化やSNSトレンドが次々に生まれる場所として知られています。
特に有名なのが、中国の人気ブランド「喜茶(HEYTEA)」。
このお店が発売したチーズティーがSNSで話題になり、「おしゃれな若者が飲むドリンク」として全国に広がりました。

“奶盖”という言葉は「ミルクのフタ」という意味。
その名の通り、冷たいお茶の上にふわふわのチーズクリームをのせることで、まるでお茶に“帽子”をかぶせたような見た目になります。

チーズティーの流行は2016年ごろに中国で始まり、当時は「新感覚ドリンク」として大ブームになりました。
その後、ブームの第一波は落ち着いたものの、今ではアジア各地で“定番メニュー”として定着しています。


🧂 甘さ×塩気のバランスが絶妙!

チーズティーの魅力は、なんといっても甘いお茶と塩気のあるチーズフォームのバランスです。
下の層には香り高い台湾茶やウーロン茶、上の層にはクリーミーで塩味のあるフォーム。
飲み方にもコツがあって、ストローで混ぜずにそのままカップを少し傾け、両方の層を同時に味わうのが通のスタイル。

最初にチーズの濃厚な味が口に広がり、すぐにお茶のすっきりした香りが追いかけてくる——
この“味のギャップ”が一度飲むとクセになるんです。
見た目もふわふわでかわいらしく、SNSでは「#奶盖茶」や「#cheesetea」などのハッシュタグが人気を集めました。
まさに、“飲むスイーツ”と“お茶文化”の融合ですね。


💫 人気の理由は「映え」と「体験」

チーズティーがここまでブームになった理由は、味だけではありません。
おしゃれなボトルデザイン、クリームの層がきれいに見える透明カップ、そして飲む瞬間の写真映え。
中国の若者にとって、食べ物や飲み物は「味わうもの」だけでなく「シェアするもの」。
カフェに行くこと自体が“ライフスタイル”の一部なんです。

また、チーズティーを飲むときに「角度をつけて飲む」独特の仕草もSNSで話題になりました。
友達と「チーズがヒゲみたいについた!」と笑い合う写真を投稿するなど、“体験型の楽しみ”も人気の理由の一つです。
こうした要素が、チーズティーを単なるドリンク以上の文化的存在に押し上げました。


🇯🇵 日本でも広がるチーズティーブーム

最近では、日本の都市部でも少しずつチーズティーを見かけるようになりました。
東京・大阪・名古屋などでは、中国や台湾系のティースタンドがチーズティーを提供しています。
たとえば「HEYTEA」など、海外で人気のブランドが日本に上陸し、話題を集めました。

日本で一般的な「ミルクフォームティー」との違いは、チーズフォームの塩味と濃厚さ
日本ではやや控えめな味にアレンジされることも多いですが、本場の味をそのまま再現しているお店もあります。
カフェ巡りが好きな人は、ぜひ“本格派チーズティー”を探してみてください!


🌏 文化を味わう一杯

奶盖茶は、お茶文化とデザート文化が出会って生まれた新しい飲み物です。
味や見た目の楽しさだけでなく、中国の若者たちの「新しいものを楽しむ感性」「SNSを通して共有する文化」が詰まっています。
タピオカミルクティーが日本で一大ブームを起こしたように、チーズティーもまた、アジアの“今”を感じられるドリンクと言えるでしょう。

もし見かけたら、ぜひ一度試してみてください。
チーズのまろやかさとお茶の香りが広がる、ちょっと不思議でおいしい一杯が待っています。

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