
2025年12月19日(金)、本学にて企業説明会を開催しました。
今回は、株式会社SRT 管理部採用担当者様をお招きし、学生向けの企業説明会を実施しました。説明会の開始前には、株式会社SRT様より、ミニ懐中電灯とアダプターを参加学生一人ひとりにプレゼントしていただきました。突然の心遣いに、会場は和やかな雰囲気に包まれ、学生たちも嬉しそうな様子を見せていました。このような交流を通して、企業の温かさや学生を大切にする姿勢を感じることができ、説明会への期待も一層高まったように思います。

説明会の冒頭では、株式会社SRT様の企業概要についてご紹介いただきました。
株式会社SRT様は、中国・深圳に所在するAMRメーカー「Standard Robots」の日本総代理店として設立し、産業用搬送ロボットの設計および製造、現場施工・保守対応、さらには産業用搬送ロボットの輸入販売を行っている企業です。製造業や物流業界など、さまざまな現場において人手不足や作業効率化といった課題が深刻化する中、ロボット技術を通じて現場の課題解決に貢献しています。
同社の強みは、単にロボットを製造・販売するだけでなく、導入から設置、運用後の保守対応までを一貫して行っている点です。現場ごとのニーズに合わせた設計を行い、実際の作業環境を考慮した提案をすることで、顧客から高い信頼を得ていることが説明されました。また、中国からの産業用搬送ロボットの輸入販売も行っており、グローバルな視点を持ちながら事業を展開している点も印象的でした。
説明会では、事業内容だけでなく、企業理念や社内の雰囲気についても詳しくお話しいただきました。株式会社SRT様では、「人」を大切にする社風を重視しており、社員同士のコミュニケーションやチームワークを大切にしながら仕事に取り組んでいるそうです。特に、新入社員への教育やフォロー体制が整っており、専門知識がない状態からでも、現場を通して着実に成長できる環境が用意されている点は、学生にとって大きな安心材料となったのではないでしょうか。
管理部採用担当者様からは、求める人物像についても具体的なお話がありました。
専門的な知識や技術は入社後に身につけることができるため、それ以上に
・自ら考え、主体的に行動できること
・周囲と協力しながら仕事に取り組めること
・新しいことにも前向きに挑戦する姿勢
を大切にしているというお話がありました。これは、学生時代の学びや経験が社会に出てからも生かされるというメッセージとして、多くの学生の心に残ったのではないかと思います。

説明会の後半では、入社後の働き方やキャリアパスについてもご紹介いただきました。産業⽤搬送ロボットは実際の現場で使⽤されるため、幅広い業務に関わることができ、実践的な経験を積みながらスキルアップできる点が魅⼒として挙げられました。ものづくりやロボット、機械に興味のある学生にとって、やりがいを感じられる仕事であることが伝わってきました。
質疑応答の時間には、学生から多くの質問が寄せられました。「仕事のやりがいは何ですか」「学生時代にやっておくとよいことは何ですか」といった質問に対し、採用担当者様ご自身の経験を交えながら丁寧に答えていただき、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。企業の方の生の声を聞くことで、学生たちは社会で働くイメージをより具体的に持つことができたように感じられました。
参加した学生からは、「企業について深く理解できた」「ロボット業界に興味を持った」「就職活動への意識が高まった」といった前向きな感想が多く聞かれ、今回の就職サロンが将来を考える良いきっかけになったことがうかがえました。

本学では、今後も就職サロンをはじめとしたさまざまな取り組みを通して、学生一人ひとりが自分の将来と向き合い、主体的にキャリアを築いていけるよう支援していきます。
最後に、このような貴重な機会をご提供いただいた株式会社SRT 管理部採用担当者様に、心より感謝申し上げます。

