2024年3月3日(日)深圳大学東京校で中国語教育に関する講演会が開催されました。日本の高校で中国語科目を担当する先生方や、他大学の中国語学科の先生など、様々な現場でご活躍されている方にご参加いただきました。
まず、大阪大学の古川裕教授が登壇し、大学共通テストの中国語科目についてお話をいただきました。古川教授は、具体的なデータをあげながら、大学入学共通テストの中国語科目の受験者数や平均得点などについて説明しました。共通テストの外国語科目で中国語を選んだ高校生はまだまだ人数が少ないものの、平均点は英語より大幅上回っていることが改めて分かりました。中国語科目の平均点が高い原因と改善点について、現場の多くの先生方に討論へご参加いただきました。
その後、深圳大学東京校の董国民校長が登壇し、実際の経験をもとに教育現場で気づいた発音上の問題点と解決策について語っていました。董校長のシェアには、現場の教師たちに役立つアドバイスとなっただけではなく、日本における中国語教育の改善に向けた示唆ともなるでしょう。
講演の後に、登壇された2名の専門家と直接交流するセッションも設けました。参加者の方々からの質問に対して、専門家たちは丁寧な説明で回答しました。また、自由交流セッションで、参加者の皆様は中華菓子とドリンクを楽しみながら歓談できました。
フィードバックアンケートによりますと、参加者たちは今回の講習会に大変満足したことがわかりました。大学共通テストの中国語科目の現状についての理解を一層深めただけではなく、教育現場ですぐ活用できる教授方も得られてよかったと多くの方からコメントをいただきました。深圳大学東京校は今後も中国語教育関連の講演会・学習会を開催する予定です。日本の中国語教育従事者の交流の促進に役に立てれば幸いです。
今後の講習会や交流イベントについての情報は、深圳大学東京校のウェブサイトやSNSページで随時更新されます。中国語学科担任の先生の皆さん、そして中国語教育関係の皆さんは是非ご注目ください。