
〜「はたらく・まなぶ・くらす」を支える共創企業〜
先日、本学にてコクヨ株式会社による会社説明会が開催されました。日頃から文房具などを通して親しみのある企業ではありますが、今回の説明会では、普段のイメージを超えたコクヨの多様な事業やグローバルな展開、働き方への考え方などが紹介され、学生にとって多くの学びと刺激を得られる時間となりました。

◆ コクヨ株式会社とは
1905年に創業されたコクヨ株式会社は、「キャンパスノート」をはじめとする文房具で広く知られる企業です。しかし、その事業は文房具にとどまらず、現在ではオフィス家具や空間設計、法人向け通販サービスに至るまで、「働く」「学ぶ」「暮らす」という人の営みに関わる幅広い分野で事業を展開しています。
◆ 主な事業領域
コクヨ株式会社の事業は以下の3つを柱としています:
- ステーショナリー事業
ノートやファイル、筆記具など、日々の学びや仕事を支える製品を開発・販売。機能性やデザイン性はもちろん、サステナビリティにも配慮した製品づくりを進めています。 - ファニチャー事業
オフィスチェアやデスクなどの家具製品の提供に加え、働き方に合わせた空間デザインの提案を行っています。テレワークやフリーアドレスの普及を見据えた、柔軟で快適な空間設計にも力を入れています。 - BtoBソリューション・通販事業
法人向けオフィス用品通販サービス「カウネット」などを展開。業務効率を高めるためのソリューション提案を行っています。
◆グローバル展開
コクヨ株式会社は、グローバル展開を積極的に進めており、ワークプレイス事業本部・海外ファニチャー事業本部では、中国、マレーシア、ベトナム、タイ、シンガポール、インドネシアの6カ国12拠点で事業を展開しています。また、長期ビジョン「CCC2030」に基づき、グローバルな事業領域の拡張として、ライフスタイルブランド「HOW WE LIVE」を立ち上げ、海外でのブランド認知向上を図っています。
◆ 採用におけるキーワードは「自分ごと化」
採用にあたって、コクヨ株式会社が最も大切にしているのは「自分ごと化」する姿勢だといいます。
仕事や社会課題に対して当事者意識を持ち、自ら課題を発見し、行動に移せる人材を歓迎しています。
実際、若手社員でも早い段階から責任ある仕事を任されることが多く、成長機会が豊富に用意されています。入社8年目で海外赴任を経験するケースもあり、挑戦と成長を後押しする企業文化が根づいています。
◆ 説明会で印象的だったポイント
今回の説明会では、以下のようなテーマについて具体的なお話を伺うことができました:
- 若手社員にどのような役割や裁量が与えられるか
- 一日の業務スケジュールや働き方の実態
- 失敗に対する会社のスタンスと、学びとして捉える文化
- 語学スキルの評価基準や、海外勤務のチャンス
- 自分の意見を形にできる提案制度や自由な社風
これらの話を通じて、学生たちは「自分が将来、社会人としてどのように成長していきたいか」を具体的に考えるきっかけを得ることができました。


◆ 最後に
文房具メーカーという枠にとらわれない、社会全体の「はたらく」「まなぶ」「くらす」を豊かにする提案型企業としてのコクヨの姿勢は、学生たちにとって新鮮な驚きでした。
人と人とのつながり、デザインの力、グローバルな挑戦、そして柔軟で温かみのある働き方。そうした要素が融合しているコクヨの現場に触れ、「ここで働くことが、自分の人生を豊かにする一歩になりそうだ」と感じた学生も多かったようです。


