2024年8月6日、深圳大学東京校にて、情報通信技術(ICT)およびスマートデバイスのグローバルプロバイダーである華為(ファーウエイ)、世界トップクラスの深圳大学東京校、東証上場の総合教育企業株式会社スプリックスが運営する日本語学校和陽日本語学院の間で、華為技術日本株式会社(ファーウエイ・ジャパン)ICTアカデミー設立の調印式が行われました。
深圳大学東京校はビジネス中国語を習得し、様々な分野でグローバルに活躍したいと考えている実践志向の人材を育成することを目指しています。そのために、「ビジネス中国語」主専攻以外に、「経営学」と「情報コミュニケーション学」の副専攻を設けております。
深圳大学は中国において産学連携を非常に重視すると知られています。産学連携は現代の教育において非常に重要な役割を果たしており、特にICT業界では、大学で学ぶ理論と企業で求められる実践的なスキルとの間にギャップが生じることが多いため、産業界と教育機関の協力が不可欠です。この度は業界をリードするファーウェイとの連携で、ファーウエイの最新技術と知識を取り入れつつも、日本、そしてグローバルで活躍できる人材の育成を目標としています。
ファーウェイは多様な情報通信サービスを提供するだけではなく、CSRの一環として「ICTアカデミー」という教育プログラムを設立してます。これまで培ってきた技術力とノウハウを活用し、世界中の学生たちに質の高い教育を提供することで、地域社会の発展に貢献しています。学生は最新のICT技術を学ぶだけでなく、それを活用して地域社会やグローバルコミュニティに貢献する力を養います。さらに、SDGsに貢献するための特別なプログラムも提供しており、ICT技術が環境保護や貧困削減といった社会的課題にどう役立つかを学ぶ機会を提供しています。
和陽日本語学院は、世田谷区の下北沢に校舎を構え、中国人留学生を中心に300人以上の生徒を有する日本語学校です。出入国管理局より適正校の認定を受けており、中国の留学生にとても人気のある学校の一つです。就職を目的とした留学生が増えており、そのような留学生に対して、日本語教育だけでなく、ICT教育を提供していくことを目的に、今回の提携に加わりました。
今回の提携により、深圳大学東京校にて、ICT分野での専門知識とスキルを体系的に学び、その成果を証明するための認定資格を取得することができます。主な認定資格には、Huawei Certified ICT Associate (HCIA)、Huawei Certified ICT Professional (HCIP)、そして上級レベルのHuawei Certified ICT Expert (HCIE)などがあります。カリキュラムには業界通用の内容を取り入れているため、特定企業だけのためではなく、業界全体のための人材育成と技術力の向上に寄与することを意識しています。 ファーウェイ・ジャパンの林嘯専務執行役員も、「在日本,为日本」(日本のために日本にいる)という企業責任を強調し、今回の連携が日本社会全体の発展に寄与することを期待しています。
ファーウェイ・ジャパンは、2005年に東京で設立され、現在1000人以上の社員を擁し、そのうちの8割以上が現地採用です。日本では、ICT、コンシューマー、クラウド、デジタルパワー、スマートカーソリューションなど5つの分野で幅広い製品やサービスを提供しています。また、ファーウェイは世界のICT産業のニーズを日本のパートナー企業に紹介し、共に開発した最先端の製品をグローバル市場に送り出します。