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中国にもお盆がある!?「鬼月」と呼ばれる中国のお盆文化とは

「中国にもお盆ってあるの?」と聞かれることがあります。実は、中国にも日本のお盆のルーツともいわれる伝統行事があり、「中元節(ちゅうげんせつ)」と呼ばれています。

日本のお盆は、ご先祖様を家に迎え入れ、家族でお墓参りをしたり、盆踊りを楽しんだりする、どこか温かく穏やかなイメージがありますよね。一方、中国の中元節は、ご先祖様を供養するだけでなく、「霊を敬い、無事に送り出す」という意味合いが強く、日本とは少し違った文化が根付いています。

今回は、中国のお盆文化についてご紹介します!

目次

中国のお盆「中元節」とは?

中元節は、旧暦の7月15日に行われる伝統行事です。日本のお盆と同じように、ご先祖様を供養する日として知られています。中国では古くから、「この時期になるとあの世の門が開き、霊たちがこの世に戻ってくる」と考えられてきました。

そのため、人々はご先祖様だけでなく、身寄りのない霊や供養されていない霊に対してもお供え物をし、感謝と祈りを捧げます。

日本のお盆が「ご先祖様との再会」を大切にする行事であるのに対し、中国の中元節は「すべての霊を敬い、供養する日」という意味合いが強いのが特徴です。

「鬼月」と呼ばれる旧暦7月

中国では、旧暦7月を「鬼月(グイユエ)」と呼ぶ地域があります。これは、霊たちが自由にこの世を行き来する月と考えられているためです。

日本人からすると少し怖いイメージを持つかもしれませんが、中国では昔から受け継がれてきた文化のひとつとして親しまれています。

鬼月には、次のような言い伝えがあります。

  • 夜遅くの外出を避ける
  • 海や川などで泳がない
  • 引っ越しや結婚式を避ける
  • 新しい事業や大きな契約を控える
  • 夜に洗濯物を外に干さない

特に台湾や香港では、今でも鬼月を気にする人が多く、不動産会社や企業がイベントの日程を調整することもあるそうです。

日本のお盆ではあまり見られない文化なので、とても興味深いですよね。

中元節には何をするの?

中元節には、日本のお盆と同じようにお墓参りをする人もいますが、中国ならではの風習もあります。

紙のお金を燃やす

中国では、「紙銭(しせん)」と呼ばれる紙のお金を燃やす風習があります。これは、あの世でご先祖様が不自由なく暮らせるように、お金を送るという意味があります。

最近では、紙のお札だけでなく、紙で作られた家やスマートフォン、車などを燃やして供養することもあります。「あの世でも快適に過ごしてほしい」という家族の思いが込められているのです。

お供え物をする

果物やお菓子、料理などを供え、ご先祖様への感謝を伝えます。また、供養されていない霊にも食べ物を供える地域もあり、「誰ひとり取り残さない」という考え方が感じられます。

水灯籠を流す

地域によっては、水灯籠を川や湖に流して霊を送り出す風習もあります。夜の水面に灯籠の明かりが浮かぶ様子は、とても幻想的で、中国の夏の風物詩のひとつとなっています。

日本のお盆との違いは?

日本と中国のお盆を比べてみると、共通点もあれば違いもあります。

日本のお盆は、「家族が集まり、ご先祖様を迎える行事」というイメージが強く、盆踊りなど楽しいイベントも多くあります。一方、中国の中元節は、「ご先祖様や霊への敬意を表し、供養すること」を重視しています。

どちらも、ご先祖様を大切にする気持ちは同じですが、その表現方法や考え方には、それぞれの国の文化や歴史が色濃く反映されているのです。

中国にも日本のお盆によく似た「中元節」という文化があります。しかし、その内容を見てみると、「鬼月」という考え方や紙のお金を燃やす風習など、日本にはない独特な文化がたくさんあります。

中国の伝統文化を知ると、「怖い」という印象よりも、「ご先祖様や霊を大切にする」という人々の思いが見えてきます。

海外の文化を知ることは、その国の価値観や歴史を知ることにもつながります。もし中国を訪れる機会があれば、ぜひ「中元節」にも注目してみてください。きっと、日本のお盆との違いに驚くはずです。

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