
サマーキャンプも4日目を迎え、学生たちは中国語学習に加え、中国を代表する大手IT企業の見学や大学施設の視察、さらには中国の伝統文化まで幅広いプログラムを体験しました。教室では学ぶことのできない”本場の中国”に触れ、多くの刺激と発見があった3日間をご紹介します。
4日目 世界最先端の大手IT企業「Tencent(テンセント)」を訪問
4日目の午前中は、中国・深圳に本社を構える世界有数のIT企業Tencent/腾讯(テンセント)を訪問しました。

テンセントは1998年に深圳で創業し、現在では世界を代表するテクノロジー企業の一つとして知られています(創業者は、深圳大学卒業生の馬化騰氏)。時価総額は世界トップクラスを誇り、中国国内だけでなく世界中で多くのサービスを展開しています。


(英偉達:NVIDIA、谷歌:Google、苹果:apple、微软:Microsoft、亚马逊:Amazon、甲骨文:oracle、思科:Cisco、奈飞:Netflix)
代表的なサービスには、中国で10億人以上が利用しているコミュニケーションアプリWeChat(微信)や、長年親しまれているメッセンジャーサービスQQがあります。また、オンラインゲーム、クラウドサービス、AI(人工知能)、動画配信、音楽配信、フィンテックなど、幅広い分野で最先端の技術開発を進めています。
特にWeChatは、日本でいうLINEのようなメッセージアプリという枠を超え、買い物やレストランでの注文、公共交通機関の利用、病院の予約、銀行振込、キャッシュレス決済など、生活のほとんどを一つのアプリで完結できる「スーパーアプリ」として、中国社会に欠かせない存在となっています。


見学では、テンセントの歴史や企業理念、中国のデジタル社会における役割について説明を受けました。学生たちは、日本とは異なるITサービスの発展や、中国ならではのデジタル化のスピードに大きな驚きを感じていました。
手のひらだけで本人確認!最先端の「手のひら認証」
今回特に学生たちの関心を集めたのが、テンセントが開発・普及を進めている「手のひら認証(Palm Recognition)」です。

この技術は、手のひらの形やしわだけでなく、内部の静脈パターンまで読み取り本人確認を行う生体認証システムです。カードやスマートフォンを取り出す必要がなく、手のひらをセンサーにかざすだけで認証が完了します。
現在中国では、店舗でのキャッシュレス決済やオフィス・施設への入退室管理など、さまざまな場面で実用化が進められています。QRコード決済や顔認証が当たり前となった中国では、そのさらに先を行く次世代認証技術として注目されています。
学生たちは説明を受けながら、「まるで未来の世界みたい」「日本ではまだ見たことがない技術だ」と感心した様子で見学していました。深圳が「中国のシリコンバレー」と呼ばれる理由を、実際に肌で感じることができた時間となりました。


QQペンギンのショップでお買い物
見学後はテンセント公式ショップを訪れました。
店内には、QQの人気キャラクター「QQペンギン」のぬいぐるみやキーホルダー、文房具、タンブラーなど、ここでしか購入できない限定グッズが数多く並んでいました。
「かわいい!」「日本では買えない!」という声があちこちから聞こえ、多くの学生がQQペンギンのグッズを手に取り、お土産選びを楽しんでいました。企業見学だけでなく、中国のインターネット文化を身近に感じられる貴重な時間となりました。


午後は大学へ戻り、中国語の授業を受講しました。午前中に見学した内容も話題にしながら、中国語での表現や会話を学び、実際の中国社会とのつながりを感じられる授業となりました。
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5日目 麗湖キャンパスで最先端の学習環境を見学
5日目の午前中は、中国語の授業を行いました。
日々授業を重ねることで、学生たちは少しずつ中国語で会話をすることにも慣れ、自信を持って発音できるようになってきました。授業中には積極的に中国語を使おうとする姿も多く見られ、着実な成長が感じられました。

午後は深圳大学の麗湖(リーフー)キャンパスを訪問しました。
麗湖キャンパスは、豊かな自然に囲まれながらも最新の教育・研究設備を備えたキャンパスで、多くの学生や研究者が学びを深めています。

まず見学したのは図書館です。
広々とした館内には、自習スペースやグループ学習エリア、電子資料閲覧コーナーなどが整備されており、学生が快適に学習できる環境が整っていました。
学生たちからは、「大学とは思えないほどきれい」「こんな図書館で勉強してみたい」といった感想も聞かれ、日本との設備の違いにも興味を示していました。




続いて海洋学部の建物を見学しました。
海洋環境や海洋生物、資源開発など最先端の研究が行われている施設を見学し、中国が海洋分野にも力を入れていることを学びました。実際の大学施設を見ることで、中国の大学生活や研究環境をより具体的にイメージすることができました。


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6日目 中国伝統文化「武術」に挑戦!
6日目の午前中も中国語の授業を実施しました。
これまで学んだ単語やフレーズを使った会話練習を中心に行い、学生たちは積極的に中国語でコミュニケーションを取る姿が見られました。

午後は、中国の伝統文化である武術を体験しました。
まず講師の先生から、中国武術の歴史や精神について説明を受け、その後、基本姿勢や構え方、パンチや蹴り、足運びなどを一つひとつ丁寧に教えていただきました。


中国武術は、単なる格闘技ではなく、礼儀や精神力、集中力を養う伝統文化として世界中で親しまれています。
学生たちは最初は慣れない動きに苦戦しながらも、何度も練習を重ねるうちに少しずつ動きが揃い、楽しみながら技を身につけていました。
最後には学生たちを2つのグループに分け、それぞれが練習の成果を発表しました。


グループごとに息を合わせて演武を披露し、お互いに大きな拍手を送り合うなど、会場は大いに盛り上がりました。短時間の練習とは思えないほど堂々とした演技を披露し、学生たちも達成感にあふれた表情を見せていました。
企業訪問を通して中国の最先端技術に触れ、大学では研究環境を学び、武術では中国の伝統文化を体験した4日目から6日目。現地だからこそ得られる学びや発見を通して、学生たちは中国を多角的に理解し、視野を大きく広げることができました。

サマーキャンプもいよいよ後半戦。これからも学生たちがどのような経験を重ね、成長していくのか楽しみです。
