

豊田通商株式会社は世界各国の幅広い事業領域において、豊かで快適な社会づくりと地球環境に欠かすことのできない商品やサービスを提供している。ネクストモビリティ、再生可能エネルギー・エネルギーマネジメント、など7つの重点分野を設定している。現在は、脱炭素社会に向けたカーボンニュートラル関連事業を含め、持続可能な成長を目指している。
会社概要
インタビュアー:
豊田通商グループの事業展開や、グローバル経営における人材の重要性についてお話を伺います。まず、豊田通商グループの会社概要について教えていただけますか?
坂元氏:
豊田通商株式会社は、トヨタグループの一企業として、1,000社以上の子会社や関連会社を有する総合商社です。ネクストモビリティ、再生可能エネルギー ・エネルギーマネジメント、アフリカ、循環型静脈、バッテリー、水素・代替燃料、Economy of Lifeといった7つの重点分野を設定しています。現在は、脱炭素社会に向けたカーボンニュートラル関連事業を含め、持続可能な成長を目指しています。

中国市場の位置づけ
インタビュアー:
中国市場は御社にとってどのような位置づけでしょうか?
坂元氏:
中国市場は当社の事業戦略において非常に重要です。ほぼすべての事業領域で中国と何らかの形で関わっています。たとえば、自動車関連ではEVやハイブリッド車への注力、金属や化学品の供給網、物流拠点の整備など、多岐にわたる分野で事業を展開しています。現在、中国で駐在している社員は数百名以上にのぼり、現地法人や子会社を通じて事業を展開しています。
中国市場の未来
インタビュアー:
中国市場の未来について、どのようにお考えですか?
坂元氏:
中国の経済成長が一時的に減速しているとの指摘もありますが、人口規模や市場の潜在能力を考えると、今後も当社のビジネスの基盤としての重要性は揺るぎないと見ています。これからも現地パートナーと協力し、効率的で持続可能なビジネスを追求していきます。また、当社の価値観・行動原則である「豊田通商DNA」に基づき、中国社会においても経済的・社会的な価値を創出していきたいと考えています。
豊田通商DNA
インタビュアー:
「豊田通商DNA」について教えていただけますか?
坂元氏:
「豊田通商DNA」は、当社の事業運営における核心的な価値観を表すものです。具体的には以下の3つの柱があります:
- Humanity(人間性):
人と人とのつながりを大切にし、信頼関係を築きながら仕事に取り組む姿勢を表します。 - Gembality(現場主義):
実際の現場を重視し、現実を直視しながら課題解決に取り組む姿勢です。 - Beyond(挑戦精神):
現状に満足せず、新たな価値創造に挑戦し続ける姿勢を指します。
この3つの価値観は、社員一人ひとりが共有し、グローバル市場で競争力を発揮するための基盤となっています。
東京校への期待
インタビュアー:
深圳大学東京校の学生に期待していることはなんですか?
坂元氏:
深圳大学東京校で提供される教育プログラムは、私たち豊田通商が求めるグローバル経営人材の育成に通ずるものが多分にあります。日本語と中国語をビジネスレベルで運用できる力に加え、経営学やITスキルを身に付けた人材は、私たちのような1,000社以上の子会社・関連会社を持つグローバル企業において、経営人材として活躍しうる大きな可能性を秘めていると感じています。
高校生へのメッセージ
インタビュアー:
最後に、深圳大学東京校に進学を考えている高校生や留学生に向けてメッセージをお願いします。
坂元氏:
深圳大学東京校で学ぶことは、未来の可能性を大きく広げる選択です。日本と中国、さらにはグローバル社会をつなぐ人材として成長できる絶好の機会だと思います。豊田通商グループも、未来の経営人材との出会いを楽しみにしています。挑戦を恐れず、自分の可能性を信じて進んでください!
活動実績
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仕事インタビュー:和陽日本語学院へ訪問、日本語講師の仕事や大学院進学について話を伺う
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仕事インタビュー:行政書士事務所へ訪問
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テンセントジャパン日本募集マネージャーによる特別説明会
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深圳大学東京校第2回キャリア支援セミナー開催:成功への道をサポート
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テンセントクラウドでのインターン経過レポート
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キャリアデザインセミナーを開催しました
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Tencent Japanにてインターンシップ
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テンセント日本支社へ企業訪問